映画同好会
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ドロステのはてで僕ら 組長 投稿日: 2024年05月19日 09:45:54 No.599 【返信】

《「サマータイムマシン・ブルース」などで知られる人気劇団「ヨーロッパ企画」の短編映画「ハウリング」をリブートした劇団初となるオリジナル長編映画。
とある雑居ビルの2階。
カトウがテレビの中から声がするので画面を見ると、そこには自分の顔が映っていた。
画面の中のカトウから「オレは2分後のオレ」と語りかけられるカトウ。
どうやらカトウのいる2階の部屋と1階のカフェが、2分の時差でつながっているらしい。
「タイムテレビ」 の存在を知った仲間たちは、テレビとテレビを向かい合わせて、もっと先の未来を知ろうと躍起になるが……。
主人公カトウ役の土佐和成をはじめとする劇団メンバーのほか、朝倉あき、藤谷理子らが出演。
原案・脚本を劇団の代表である上田誠、監督を劇団の映像ディレクター、山口淳太が務める。》

≪ドロステ効果とは?
ドロステ効果とは、1枚の絵の中に、それと全く同じ小さな絵が描かれ、それが繰り返されていく特殊なタイプの絵を指します。≫

≪ドロステは150年以上の歴史を持つオランダを代表するチョコレートメーカー。
このパッケージ、絵の中にさらに同じ絵が……と合わせ鏡のように永遠ループする柄になってます。≫

画像を参照してください。

さて、本作です。
2分後の未来がTVで観られることになった、ドタバタです。

2分ってどうも微妙です。
同企画の「リバー、流れないでよ」も2分でした。
「ヨーロッパ企画」の作品って、時間物が多いみたいです。

2分後の積み重ねで、未来がわかってしまうわけです。
と言ってそんな先までは見られませんし、大きな出来事があるわけでもありません。
そこはコメディですから、やや無理無理の展開でした。
しかし、まあこんなことをよく考えますなあ、と思います。

ただ演劇感がぬぐえないのは仕方ないのかもしれませんが、映画としては少しどうかな。
舞台劇と映画の差別化が欲しかったです。
ラストがどうも適当なのも残念でした。

短いので軽く楽しむにはいい作品でした。

2019年。70分。WOWOW。3.8。




バジュランギおじさんと、小さな迷子 組長 投稿日: 2024年05月18日 09:20:55 No.598 【返信】

《インド人青年と、声を出せないパキスタンから来た少女が、国や宗教を超えて織り成す2人旅をあたたかく描き、世界各国でヒットを記録したインド映画。
幼い頃から声が出せない障がいを持つシャヒーダーは、パキスタンの小さな村からインドのイスラム寺院に願掛けにやってきた。
しかし、その帰り道で母親とはぐれてしまい、1人インドに取り残されてしまう。
そんなシャヒーダーが出会ったのは、正直者でお人好しなパワンだった。
ヒンドゥー教のハヌマーン神の熱烈な信者であるパワンは、ハヌマーンの思し召しと、シャヒーダーを預かることにするが、彼女がパキスタンのイスラム教徒だと分かり驚がくする。
長い年月、さまざまな部分で激しく対立するインドとパキスタン。
しかし、パワンはシャヒーダーを家に送り届けることを決意し、パスポートもビザもない、国境越えの2人旅がスタートする。
主人公パワンをインド映画界の人気スター、サルマーン・カーンが演じる。》

再上映を鑑賞しました。
やはり泣けます。
体が震えます。

単純に家を探して親と再会するだけでない、強烈な感動が最後に待っています。
少女が迷子になったというだけで、こんなに話が広がり、壮大な話になるという驚き。
インド映画の実力です。

宗教、食習慣、政治の対立、そんなものは「愛」の前では全く無力です。
インドとパキスタンの対立などなんぼのもんでしょう。
口のきけない少女役のハルシャーリー・マルホートラの可愛さに癒されます。

笑えて泣けて、社会風刺。
これぞ娯楽映画の王道です。

一つだけ難点を挙げるとすれば、少女の両親の行動が描かれていないこと。
パキスタン側からのアプローチがないのが残念でした。
主人公の恋愛模様もあまり生きてませんでした。

≪「バジュランギ」とは、インド神話における猿神「ハヌマーン」の別名で、「屈強な者」や「屈強で力のある者」を意味する。
主人公パワンがハヌマーンを深く信仰していることからついたあだ名で、周囲の人々はパワンを「バジュランギ・バーイージャーン(バジュランギ兄貴)」と呼ぶ。≫

号泣必至、傑作です。

2015年。159分。シアタス心斎橋。4.3。


タイガー 裏切りのスパイ 組長 投稿日: 2024年05月11日 20:48:10 No.597 【返信】

《サルマーン・カーン主演のスパイアクション「タイガー」シリーズの第3作。
第1作「タイガー 伝説のスパイ」および第2作「タイガー 甦る伝説のスパイ」と、リティク・ローシャン&タイガー・シュロフ主演の「WAR ウォー!!」、シャー・ルク・カーン主演の「PATHAAN パターン」とも世界観を共有する「YRF(ヤーシュ・ラージ・フィルムズ)スパイ・ユニバース」シリーズの1作。
インドの国家諜報機関RAWのエージェントであるタイガーは、アフガニスタンでの任務中に危機に陥った仲間のゴーピーを救出に向かうが、ゴーピーはタイガーの妻であるゾヤが二重スパイだという言葉を残し、命を落とす。
妻への疑念を抱いたまま日常生活に戻ったタイガーだったが、次の任務でロシアに赴いた際、ゾヤがタイガーに襲いかかってくる。
サルマーン・カーンがタイガーを演じ、妻のゾヤ役もシリーズおなじみのカトリーナ・カイフが務めた。》

シリーズ初の映画館での鑑賞です。
さすが公開されただけのことはあり、本作が一番面白かったです。

相変わらず、インドとパキスタンは対立していて、一触即発です。

本作はパキスタン人が敵です。
「PATHAAN パターン」の敵がインド人だったのと対照的です。
国に裏切られて復讐するというプロットは同じです。

「PATHAAN パターン」にタイガーが登場したのと同様、本作にはパターンが登場。
二人が深い谷の鉄橋で敵と戦うアクションが本作の白眉です。
もはやハリウッドを超えたかもしれません。
インド版「ミッション:インポッシブル」と言われても誇張じゃありません。
ここだけで料金の元は十分とれます。

しかし、パキスタンの首相官邸でインドのスパイが首相を守り、パキスタンの危機を救うって、いいのかなあ。
まあ、仲良くしようというのはいいですが。

続編を匂わせるラストは、マーベルみたいです。
スパイユニバースですんで。

それにしても、劇場はガラガラでした。
こんなに面白いのに観なきゃ損ですよ。

2023年。156分。なんばパークスシネマ。3.9。


ゴジラ対メガロ 組長 投稿日: 2024年05月07日 14:38:40 No.596 【返信】

《海底王国の守護神・昆虫怪獣メガロ、宇宙怪獣ガイガン、そして人間型の電子ロボットのジェット・ジャガーが登場する「ゴジラ」シリーズ第13作。
度重なる核実験で環境を破壊された海底王国・シートピアが、守護神である昆虫怪獣・メガロを出現させ、人類に宣戦布告。
メガロを出動させるには電子ロボット・ジェット・ジャガーの誘導が必要で、海底人たちはジェット・ジャガーの生みの親である伊吹吾郎からジェット・ジャガーを奪う。
しかし、突然良心回路が作動したジェット・ジャガーは海底人の支配から逃れ、メガロと対峙することに。
海底人はガイガンを呼び寄せジェット・ジャガーを追い詰めるが、そこにジェット・ジャガーのために怪獣島からゴジラが駆けつける。》

駄作の誉れ高い作品です。

内容はともかく、メガロもガイガンもジェット・ジャガーもかなり人気で、最近短編(You Tube)にも登場しています。
「東宝チャンピオンまつり」の一本ですから、完全にお子様向き。
それにしても適当すぎる脚本です。

本作のユニークさは、女優が出てこないこと。
なんでや。
やはり流血もありです。

題名にはありませんが、本作の中心はジェット・ジャガーで、ゴジラは助っ人です。
あと、破壊シーンや自衛隊などは他の作品の使いまわしです。
画質が違いますので、すぐわかります。
そんなに予算がないのか。

どうでもいいのですが、ジェット・ジャガーが勝手に意志を持ったり、巨大化するのはいかがなもんか。

怪獣プロレスのシーンは長めですが、キグルミ同士の戦いにしか見えないのが残念です。

1973年。82分。アマゾンプライム。2.9。


バービー 組長 投稿日: 2024年05月07日 14:19:49 No.594 【返信】

《2023年、世界一ヒットした映画。
長い歴史がある米国産の着せ替え人形バービーを主人公にしたファンタジー。
第96回アカデミー賞で7部門・計8個のノミネートを獲得。
全世界合計興行収入が14億ドルを突破した、2023年、世界最大のヒット作。
すべてがハッピーな夢の世界で暮らすバービーだが、あるきっかけからリアルな人間世界に向かい……。
バービー役の人気俳優マーゴット・ロビーもプロデュースに参加し、映画化実現に向けて尽力。
ピンク色を中心としたポップなビジュアル&豪華アーティスト陣が集結したサントラに彩られた娯楽作ながら、現代におけるジェンダーの問題に切り込んだ野心作でもある。
監督は「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」の才人グレタ・ガーウィグ。》

いきなり「2001年宇宙の旅」のパロディから始まります。
バービー人形は何に進化するのでしょう。

バービーランドの書割セットがお見事。
全部セットでポップでカラフル。

バービーランドは女性の社会。
ケンは添え物。
人間社会は男性優位主義。

いろんなバービー、いろんなケン。
皆それぞれでいいのだというメッセージです。

単純なおバカな作品ではなかったです。
マテル社そのものも登場します。
といって、マテル社は男性ばかりでした。

歌や踊りは楽しいのですが、メッセージ性がちょっとね。
わかるんですけどね。
日本人にピンと来るのかな。

ラストのオチはどうなんですかね。

2023年。114分。WOWOW。3.7。


地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン 組長 投稿日: 2024年05月06日 12:02:42 No.593 【返信】

《宇宙からやって来たサイボーグ怪獣ガイガン登場。
キングギドラとのタッグで地球を襲うガイガンを、ゴジラとアンギラスの2大怪獣が迎え撃つ。
「ゴジラ」シリーズ第12作。
いかにもサイボーグ怪獣というゴーグル状の単眼、メタリックなウロコに巨大な爪と背びれ、そして回転ノコのような腹びれを持つ宇宙怪獣ガイガンが初登場。
ガイガンとキングギドラの宇宙怪獣コンビ、ゴジラとアンギラスの地球怪獣コンビ、2対2のタッグ戦が展開する「ゴジラ」シリーズ第12作。
見るからに凶悪かつ強そうなガイガンは公開後すぐに子どもの人気を集め、次作「ゴジラ対メガロ」にも登場することになる。
ゴジラとアンギラスがマンガのようなふきだしで会話するというコミカル場面も話題を呼んだ。》

このころのゴジラ映画は、完全に子供向けです。
脚本もいい加減で、登場人物も限定的です。
町中の群衆は全く出てきません。

その分、怪獣プロレスに特化し、結構その戦いシーンが長いです。
上記にある会話シーンはユーモラスですが、流血シーンが初めてで、ここはどうなんでしょう。

ちゃんと観ていなかったので鑑賞です。
アマゾンプライムでゴジラ映画全部観られます。

1972年。89分。アマゾンプライム。3.1。


タイガー~蘇る伝説のスパイ~ 組長 投稿日: 2024年05月06日 11:51:15 No.592 【返信】

《凄腕スパイ『タイガー』の活躍を描くアクション大作『タイガー 伝説のスパイ』(2012年)の続編になります。
テロ組織・パキスタン軍統合情報局〈ISC〉はイラク軍の攻撃によって負傷した指導者「アブー・ウスマーン」の治療のためにイラクのイクリット市立病院を占拠し、人質としてインド人とパキスタン人からなる40名の看護師グループを拘束します。
〈ISC〉の壊滅を図ろうとするアメリカは、「アブー・ウスマーン」を殺害するため7日以内に病院ごと空爆することを決定しますが、実際に空爆が行われれば人質となった看護師たちの命はありません。
「ゾヤ」に<カトリーナ・カイフ>、「タイガー」に<サルマーン・カーン>、「シェノイ」に<ギリーシュ・カルナード>、「アブー・ウスマーン」に<サジャード・デラクルーズ>ほかが出演、監督は<アリ・アッバス・ザファル>が務めています。》

第2作ですが、日本未公開です。
病院占拠のテロ組織にインドとパキスタンが連携して挑みます。
インドのスパイ映画は、敵がパキスタンです。
でも、融和を目指すというテーマが一貫しています。

さて主人公ですが、結婚して子供までいます。
で、本作戦に駆り出されてしまいます。
彼女もパキスタンから。

本作は前作と違って、恋愛という寄り道がない分、アクションが楽しめます。
といっても、脚本がどうもやっつけで筋が通らない展開なのがちょっと。

そして、最終的に夫婦はどうなった?
そこちゃんと描いてくださいよ。

カーアクションや銃撃戦、安心のアクションがいっぱいでした。

3作めにさらに期待です。

2017年。156分。BS12トウェルビ。


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