掲示板


| 検索 | アルバム | 管理用 | ▼掲示板作るならRara掲示板 |

お名前
メール
タイトル
画像添付
削除キー ( 記事を削除する際に使用 )
文字色

価格変動 鋭利庵 投稿日: 2024年05月18日 06:26:09 No.896 【返信】

青空に満開の桜は映えますね。気象状態は日々の変動が激しいこの頃。
一昨日の夜から昨日の午後まで暴風雨で家屋の破損や飛んできた木の枝で
怪我人も出たとか。ニュースを見たら意外と自宅の近くで驚きました。
梯子を載せた軽貨物で走っていると冬並みに煽られまくりでした。

燕たちはせっせと土木工事に励んでいます。数日前に仕事の途中で寄った
道の駅の軒下に何度も出入りしていたので探したら戸建て新築のようで。
人の出入りがあるので外をなす動物も寄り付かない、いい場所です。
人の手も届かない程度の高さですし、ちょっかいを出されにくいのを学習
したのでしょう。小柄な鳥ですがTZ95の換算500mmくらいでもかなり大きく
撮れるくらいの距離ですが、あまり気にしていない様子でした


意外なものの価格が乱高下することがありますね。
ときどき気になってカセットテープレコーダーを物色したり、落札したり
しますが、人気の機種はいつも高値でほぼ安定ではあるものの、数週間の
間に落札価格が2万円くらい上がったり下がったりすることがあります。
かと思うとそれよりも高値で取引されていた機種が突然下がってみたり。

今更カセットテープでもないですが、微かなヒスノイズに包まれた優しい
柔らかな音は捨てがたいものがあります。
リサイクルショップで小型のマイクロホンをみつけて、つい手を出したり
細かいものがじわじわ増えてしまいます。
動画に手をつけるつもりはありませんが写真と録音は興味が失せません。
スチルを意識しながらα7シリーズに外部マイクで動画撮影して切り分ける
とか切り取るのも面白いかなと少し考えてみたりもしています。

       電気製品は修理が効かなくなるのが残念  鋭利庵でした




なぜか値上げ 天羅 投稿日: 2024年05月17日 06:44:14 No.895 【返信】

燕が可愛いですね。
そんな季節ですが,まだ撮ってないです。
なかなかいい距離で見つけられないのと,普段望遠レンズを持ち歩かないためです。
TZ95は便利そうですね。

ヤフオクを見ていると,異常な傾向を示しています。
ちょっと前まで8万を切ろうとしていたX70の中古が,10万オーバーで取引されるようになってきました。
GRiiixも12万くらいだったのに,17,8万とか20万とか中古なのに定価以上の価格が付けられています。
新品なら値上げは分かりますが,中古でなぜ急激に値上がりが起きているのか…




C-41 鋭利庵 投稿日: 2024年05月16日 06:05:51 No.894 【返信】

第四の感色層という考え方もさることながら、その発想を折り込みながら
リアラも、後のSUPERIA400も現像処理は従来のままC-41だったというのは
目立たない高度な技術だと思います。
その高い化学の知識と技術は薬品や化粧品の分野に応用され、活用されて
写真フィルム以外でも実績を上げています。

リバーサルフィルムでしたが、コダックは独特の発色で人気のあった外式
現像コダクロームを残さねばならずE-6と並行する不経済を通さなければ
なりませんでした。

ネガカラーフィルムも、私は関わりませんでしたが知る限りN100シリーズ
からの切り替えという大転換がありました。
詳細はわかりませんが温度や処理剤の管理がたいへんだったのでしょう。
その頃はまだミニラボと呼ばれた販売店の店頭処理はなく、お店で集めた
ユーザーの持ち込みフィルムを基幹現像所で一括処理するシステムだった
ため、お店に依頼してからプリントを手にするまで数日かかるのが普通で
「そういうもの」として受け入れられていました。

個々のお店が機械を導入して即日仕上げが可能になったのは。C-41処理に
なってからだったと思います。
それでも最初の頃はフィルム現像機もプリンタも箪笥より大きいくらいで
処理時間も合計すると頑張って最短一時間はかかりました。
やがて高温短時間で処理ができるように改良されると機械も小型になり、
処理も三十分を切るようになっていきました。

同時にレンズも単焦点からズームへ、印画紙もマガジン装着で途中交換や
切り替えが比較的容易にできるようになり、大きめのサイズもお店で待つ
間に仕上がる利便性の高いものへと充実して、光源がハロゲンランプから
レーザー露光になりデジタルデータのプリントまで可能になったのが最終
形態でした。
化学反応を要するフィルム現像は変わりませんが、プリントは今や現像を
必要としないドライプリントが一般的になっているはずです。

コニカやコダックのデジタル対応の出遅れはカメラだけではなくプリント
工程にもあったと言えるでしょう。なんとかオプションで対応しようとも
したものの、デジタル技術も体力もそこまで追いつけなかったようです。
コニカもミノルタもコピー機では高い技術力はありましたし、デジタル化
まで至りましたが写真に関しては応用できないものだったのでしょう。

フジ独自の撮像素子と現像処理は「活かしながら適度に抑え込む」のだと
考えます。ユーザーに見えない部分ですが撮像素子が違えばRAWデータの
内容も大きく違っているでしょう。単純に考えれば緑色の対応ピクセルが
多いぶんだけ情報は偏りますし、それを補いつつバランスを取って出力を
しなければならないことになります。
RAWデータとしてユーザーに提供されているものはある程度バランスを取り
扱いやすくしているかもしれません。

コニカにも副次的な面白いフィルム製品があったけれど  鋭利庵でした




X-Trance 天羅 投稿日: 2024年05月15日 18:07:28 No.893 【返信】

僕も鋭利庵さんの意見と同じです。
フジが天体撮影の事を考えて開発したわけではなく,X-Tranceで星空を撮ってみたら星雲ガスまで写っていることに気付いたことから,それを売りの一つにしたのだと思います。
「花から星雲まで,美しい物は何でも撮るカメラ」は,カメラメーカーの個性の一つとなります。
普通なら赤の再現の邪魔になりそうな近赤外線を拾っても通常の撮影に影響が出ないのは,「青緑色」のお陰かも知れませんね。
偶然フジのカメラがしっくりきたので使っているのですが,まさか天体撮影の分野にまで相性が良いとは意外でした。
思っていた以上に近赤外線をきっちり拾うので驚きました。




可視光外 鋭利庵 投稿日: 2024年05月14日 05:55:48 No.892 【返信】

それは知りませんでした。フジは早い時期から色再現のため撮像素子の
ピクセル配列や割り当て比率を変えたり独自の工夫を重ねてきました。
フィルムを作り続けてきた実績と、意地やこだわりがあるのでしょうね。

そういえばネガカラーフィルムの頃にも「第四の感色層」と称して赤の
成分を抑えることで色再現性を向上させる技術を確立していました。
それが、あの「リアラ」です。鮮やかなのにクドさがなく視感度に近い
色再現は見事なものでした。
その技術は研究と開発が続けられ一般のフィルムにも応用されましたが
プリントそのものがレーザー露光でデジタル化されたこともあり、銀塩
写真的な過去の遺物となってしまいました。

このときにックアップされた「青緑色」の影響力を把握していたことが
色成分やその配分に関する技術や知識としてデジタルにも応用され撮像
素子の緑色受光ピクセルを増やすことに活かされたのでしょう。

電子撮像もアナログも長い間赤青緑の三色に分割して記録〜再生により
天然色を再現してきました。極端にいえば3bitの0と1で「こんな色」を
見せていたわけですから、情報量を増やし再現性を向上したわけですね。
考えてみればすべての色情報はすっぱり分割できるものではありません。
完全な再現のためには可視光のすべてを曖昧な混在まで含めアナログで
記録〜再生しないとけないことになります。

アナログでは限りなく滑らかに変化しているものをデジタルでは分割し
目の曖昧な解像力と脳の補完によって「そのように見えている」という
あたりまえなのに忘れがちな理屈に頼っているのが実際です。
音データでも44.1kcに分割して記録〜再生すれば違和感がないのと同じ
理屈で、8bitの1677万色あればフルカラー画像として認識できるという
欠如している情報を無意識に補う脳の働きによるものですね。

フジの赤外撮影は副次的な応用なのかもしれません。可聴帯域外波長が
「聞こえる」音に不可欠な成分であるように、見えないはずの可視光域
より外にある波長が「見える色」に影響を与えているかもしれません。
そうした理屈に基づいて「あえて残す」のが可視光の再現に必要であり
「逆に引き出す」ことで可視光と赤外線の共存を図ったのかも。

   最近テレビでカラスの紫外線視覚の話をよく見る  鋭利庵でした




曖昧さ 天羅 投稿日: 2024年05月13日 20:32:26 No.891 【返信】

フジは「そのまま天体写真も撮れる!」を売りの一つとしています。
https://www.kitamura.jp/shasha/fujifilm/x-s10-3-20210517/
パンフレットにも載っているのを見たことがあります。
「本当に写るのか?」と思ったまま確認してなかったですが,写りました!
X-Tranceが写りやすいようです。
配列の妙なのでしょうか。

デジタルとアナログの差はよく言われますね。
情報量だけで言えば,すでにデジタルはアナログを越えました。
にもかかわらず,アナログを完全には再現できません。
逆に,600万画素しかない*ist-DS2や特殊素子FOVEONのDP2xの方がフィルムに近い写りをしています。
*sit-DS2の方が現代カメラよりもずっと情報量は少ないですし,DP2xも画素数をしてはもっと少ないです。
三層の合計でもX-T1並みです。
それでも,フィルムに近い写りを魅せてくれます。
フィルムカメラも同居していた時代の高品質デジタルカメラには,今のデジカメでは表せない何かがあります。
しかし逆に,過渡期のデジカメでは今のデジカメのような精細な描写は無理です。
画素数の少なさがあいまいさを表している点が大きいでしょうが,画素数が多くなるに従い,先鋭化しているようにも感じます。
古い写りを受け入れられるか?となると,最近は難しさを感じますが,たまに手に取りたくなります。




許容範囲 鋭利庵 投稿日: 2024年05月13日 06:10:59 No.890 【返信】

デジタルカメラはモデルチェンジで撮像素子まで変わると感光特性も変更が
なされている可能性もありますから、安易に乗り換えるのは危険かも。
汎用の製品としては可視光域を撮影できればいいわけですから撮像素子自体
特性は変わらなくてもローパスフィルターや保護ガラスなどに加え画像処理
エンジンの見直しなど、本来必要とされない可視光外領域で何かが変わって
いても一般ユーザーは情報を得難いです。

余分な感光域はカメラ内部の画像処理で抑え込んでしまうこともあるのかも
しれないですね。撮像素子の特性が把握できていれば可視光外に感光しても
可視光の写真に影響しない加減で処理しているかもしれません。

CDの音が物足りない、アナログレコードの音のほうが深みがあるというのは
微妙に加わるノイズのせいもありますが、聞こえないはずの可聴帯域外まで
記録、再生されているからというのが一般的な解釈ですね。
デジタルではA/Dコンバートする時点で可聴帯域外を切り捨ててしまいます。
音としてはそれで充分なはずですが、正弦波に倍音を重ねて出力波形を変化
させ三角波や矩形波を出力するシンセサイザーの理屈を考えると可聴帯域の
外にある超音波や超低周波が可聴帯域に影響することで「深み」を生み出し
心地よいのではないかと考えることができます。

光も波の性質を持っていますから可視光域外の波長と混ざることで心地いい
曖昧さが生み出されているのかもしれません。
言ってみればパープルフリンジを含め邪魔になる色収差は可視光ギリギリの
領域がピンボケで写ってしまっている状態です。
極端に言えば中心周波数以外はすべて微妙にピンボケしているはずですが、
被写界深度として認められる許容錯乱円の、さらに内側に収まっているので
「点は点として」認識できているということになるでしょう。
波長域を切り分けて記録するデジタルでは、そうした見えない影響まで切り
捨ててしまっているのかもしれません。

赤外線撮影では可視光域より短い波長を切り落としますが、紫外線撮影での
フィルターは長い方を切り捨てるシャープカットというより、特定の波長を
取り出すバンドパス的な特性を持っています。

私の場合は事前の実験過程で得た経験をもとに僅かに通してしまう赤外線を
さらにDRフィルターで抑え込んでいます。単波長レーザーのようなわけには
いきませんが、フィルターを通ってくる波長域は極端に狭いのでフィルター
以外の光学系に求めるのは透過率だけであって、色収差への補正はほとんど
考慮しなくていいのではという考え方です。

  まだ多くのレンズを試す檀家には至っていないけども  鋭利庵でした




1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | >>


Powered by Rara掲示板
管理者に連絡 | 新着投稿をメールで受け取る | スポンサー募集